この本を読みました。
断捨離ブームの今、物を保有することの意味が見直されてきている。
物という資産を保有し続けることが、必ずしも資産を残しているとは言えない。
資産を保有し続けることにも別の資産が必要になる。ということを気づかせてくれた。
また、物の保有、シェアの両方の視点からのビジネスアイデアも満載でいい刺激になった。
著者の憶測だけの話ではなく、きちんと分析されていてとても説得力がある。
物が捨てられない人。新しいビジネスモデルを探している人。一読の価値ありです。
≪以下、影響を受けた点、共感した点などの一部を引用します。≫

もし地球上の人類が全員、平均的なアメリカ人のように生活すれば、それを支えるために地球が5個分必要になる。

ラップトップ一台分の製造過程で出る廃棄物の量は、そのコンピュータの重さの4000倍近くにのぼる。

私たちが廃棄するのは必要ない物のうち半分に過ぎない。あとの半分は買ってみたけど、ほとんど、あるいは一度も使わないものだ。

あまりに物を買いすぎて家に置けなくなり、倉庫を借りてスペースを拡げ、さらに多くの物を所有している。

レンタル倉庫は、アメリカでいまや二二〇憶ドル産業になった。国内の映画興行収入を超えている。

保管スペースを借りて、何年も何十年の借り続け、結局一度も物を出さない人がいる。ほとんどの場合、六か月から八カ月もたてば、賃料の総額が、保管されている物の価値を超えます。
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