この本を読みました。
日本一の商人(あきんど)、斎藤一人さんの著書。
内容としては、精神論、成功哲学、経営哲学などが組み合わされており、主婦から経営者まで広く楽しめる内容だと思う。
どんなに≪困ったこと≫が起こっても、本当に≪困ったこと≫は起こっていないんだよ。といった著者の言葉にはとても癒された。
困った出来事も、それ自体はただの現象で、当人がそれをどう受け止めどう活かすか。それが大事だということを教えてくれた。
また、儲かる会社と儲からない会社の違い、消費者はどんな商品や会社を好むのか、お金をためるにはどうすればよいのかなど、経営者や販売者に向けた内容も充実している。
悩みばかり抱えている人。経営のコツを知りたい人。一読の価値ありです。
≪以下、影響を受けた点、共感した点などの一部を引用します。≫

神様は、答えが間違っている人には、根気強く「それはまちがいですよ」と教えてくれる。だから、いつまだ得たっても苦しみから逃れられない人は、自分の出した答えが間違っている。これが宇宙の摂理です。しかし、中には頑として神様からの声に気がつかない人もいます。この人は、今、自分が苦しめられている問題について、修行をしている最中なのです。

成功は才能でも、実力でもないのです。問題なのは、実力がない人ほど、頑固で、プライドが高いこと。幸せになりたい、豊かになりたい、成功したいと思うのなら、その頑固さ、プライドの高さを捨ててごらんなさい。そして、真剣に物ごとに取り組んでいれば実力はついてくるものです。もっと素直になって、人の言うことに耳を傾けるようになったら、あなたは絶対良くなっていきます。

儲からない会社は三つの無駄がある。会社を潰す三つの無駄があります。それは、倉庫に積まれた在庫の山、遊んでいる社員、広々とした場所です。

お客様は暇なところから商品を買おうとはしません。絶えず、忙しく立ち動いていて、なおかつ並ばなくては商品を変えないようなところで買い物をするのが好きなのです。

十人で出来る仕事を、十一人でやればもっと効率が上がるということはありません。逆に、十人で出来る仕事を、九人でやった方が、能率がアップするのです。

成績が悪い人は、もっと勉強すればいいのに、勉強しない。お金のない人は、もっと働けばいいのに、お金を使うことばかり考える。逆に、お金を持っている人は、お金を使うことを考えればいいのに、なぜかお金を儲けることばかり考える。

世の中は、天・人・地の三つに分けることができます。天とは頭、人とは顔、地とは足です。簡単に言ってしまうと、頭にツヤの無い人は天の加護が無く、顔にツヤの無い人は世間の加護がありません。さらに、靴にツヤの無い人は、先祖の加護が無いのです。

飛行機が離陸するときには、空気抵抗を受けます。もし、パイロットが空気抵抗が怖いからといって、速力を落してしまったら、飛行機はそのまま真っ逆さまに落ちてしまいます。ところが、ほとんどの人は、この抵抗を避けようとして、周囲から悪口陰口をたたかれないようにと、エンジンのパワーを自分で緩めてしまいます。失速してしまいます。でも、それではいけないのです。あなたがこれから上昇するためには、その抵抗が必要なのですから。
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