この本を読みました。
本書は「いい女とつきあいたい男性」「自分の恋人をいい女にしたい男性」「いい男とつきあいたい女性」に向けて書かれている。
また、モテる人はどうしてか、モテない人はどうしてか、を対比させながら説明されている。
私もモテない男なので、どうしたらモテるようになれるのか、食い入るように見入ってしまった。
特に、私の場合は「いいカッコしようとしている人はちっともカッコよくありません。」や、「モテナイ君は、どんな言葉を言っても同じ顔をしています。」などの一文を見たときにビクッときてしまった。
確かに表情にバリエーションが少ない気がする…。確かにいつもいいカッコばかりしようとしている…。
今までの自分の行動を振り返ってみて、ちょっと恥ずかしくなったりもした。
著者は有名な中谷彰宏さん。堅苦しい人かと思ったが、こんな言葉使っちゃっていいのか~?と思うほど、思いきった言葉を使っている。
堅いセレブな人間といったイメージだったが、人間的でちょっと好感が持てた。
今までモテない人生を歩んできた人が、本書を読んで急にすごくモテるようになるといったことはないかもしれないが、モテナイ君にならないように注意することはすぐにでも出来そうだと思った。
モテなくて悩んでいる人。一読の価値ありです。
≪以下、影響を受けた点、共感した点などの一部を引用します。≫

いいカッコしようとしている人はちっともカッコよくありません。相手にいいカッコをさせることで、カッコ良く見えるのです。どんなプレゼントをしたら自分がカッコよく見えるかではありません。どんなプレゼントをしたら相手がカッコよく見えるか、相手の女性がハッピーになれるかを考えることです。

「ホテルへ行こう」と言って、いいホテルで払うお金を持っていなくてもいいのです。女性の方がいくらでも出します。女性は、男性の「行こう」という行動力がほしいのです。「お金がないし」「そういうところは行きなれていないから、恥をかくのがイヤだ」と思っていると、行動力につながり緒ません。モテる男は、行動力があります。

カラオケは上手いか下手かではありません。いかに楽しませるかです。上手に歌って、いいカッコしなくていいのです。上手に歌って口説こうとするのは、カッコよくありません。女性が気持ちよく歌える場づくりをしてあげることです。本当はもっとうまく歌えても、逆におどけて歌うぐらいの余裕を作るのです。

女性は言葉よりも表情を見ています。モテる男性は、いい表情を持っています。モテナイ君は、どんな言葉を言っても同じ顔をしています。カッコ悪い顔、間抜けな顔、お茶目な顔のような「ダメな顔」を持つのです。それが表情なのです。モテナイ君は、自分のお気にいりの顔を一つしか持っていません。

モテナイ君は場数が少ないのです。失敗することもあります。失敗でめげないことです。モテる人がいつもうまくいっているのではないのです。うまくいかないこともあります。でも、試合数が多いと、めげている暇もありません。打たれ強さが生まれてくるのです。

大勢にモテたいとはじめから思っている人は、一人の女性にもモテません。大勢にモテたければ、一人を徹底的に愛することです。一人に徹底的に愛情を注ぐと、結果としていい男になって、大勢からモテるようになります。
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